チコちゃんに聞いてみたい

  • 2020.01.09 Thursday
  • 07:19

 

「ねえねえ、おかむらー」

「結婚してる人のお話だけどね、夫は妻のこと、妻は夫のこと、配偶者って言うわよね、書類に書くときとか」

「あれ、どして配偶者って言うの?」

 

唐突ですが、配偶者って意味、語源、ご存知でありましょうか?

 

「神様が配っている相手に偶然出会ってしまった者たちのこと」と答えたら、

「ボォーっと生きてんじゃねえよー!」

と叱られるだろうか。

 

夫婦。

 

銀婚式を目の前にして離婚寸前の夫婦とか、ご主人の定年後に夫源病に悩まされてる友人とか、今流行の卒婚だと決め込んで一人暮らしを謳歌している還暦女とか、ほんとに仲良しな夫婦とか。

その形は様々だ。

 

多くの人にとって理想の夫婦のお手本は親だろうか。

 

父がひとりに母4人、そんな私にはもうひと組みの親がいた。

正確には伯父と伯母なのだが、子どもの頃から「おとうちゃん、おかあちゃん」と呼び、可愛がってもらって育った。

 

二人とも大正生まれのその夫婦、伯母はまるでサザエさんのような人だった。

ほうれん草を茹ででいて鍋を焦がすなんて毎度のことで、昔のアルミの鍋はすぐ穴があいた。いや、穴があくほどよく焦がす。伯母の台所には鍋のふたばかりたくさんあった。

 

従姉妹の家の電話に残っていた留守番電話の録音は最高傑作で、「ただいま、留守にしております」と言うテープの音声のお姉さんに「あらーそうですか、わたし母親なんですけど、うちの娘、どこいったんだかわりませんか?」って、いつもの浜の訛を精一杯隠して、よそ行きの声で聞いていた。

 

伯父は酒好きな海の男と言った感じで、素面のときは「おぉ」とか「ん」とか以外、ほとんど喋らない人だった。が、伯母に「うるせーな」と言っているのはよく聞いた。

 

「お父ちゃん、ん、美味しいかい?」 

「しょっぱい?」

「なんどもない?」

「醤油かけるかい?」

「水飲む?」

「まだ食べるしょ?」

「美味しい?」 

「美味しくない?」

 

ご飯を食べている伯父の横にべったり座って、一人でずっと喋ってる。

一杯機嫌でもくもくと黙って食べていた伯父の返事はまた傑作で、

 

 

※このあとの文章はセンシティブな内容が含まれる文章です。ご注意ください!

 

 

 

 

 

 

「おんや、うるせいじゃ。食ったもの、糞になるまで聞いてる。黙って食わせねえか」

「なんもだや、美味しいかいって聞いただけでしょや。もうなんも作んないや!」

 

漫画のような実話である。

いつも喧嘩ばかりしていたが、仲良しだった。

 


 

 

 

 

 

 

 

思い出し笑いでなんの話を書いていたのか忘れてしまった。

 

 

 

 

そうそう、配偶者。

チコちゃん、答え知ってるだろうか?

 

 

 

残りの人生の時間をどう過ごそうか、考えた時、その存在との関係はどんな形がお互いの幸せだろう?

 

 

 

さっちゃん

  • 2019.12.23 Monday
  • 23:12

 

その人にはじめて会ったのは高校二年の初夏だったろうか。

 

我が子を置いて行ってしまうような人になんか会いたくないよとツッパってはみたものの、

泣いてあんたに会いたがってるとしつこく言われ続け、仕方あるまい会ってやらぬでもないよ、と。

 

後のことはよく憶えていない。

 

周りの人はみな彼女を「さっちゃん」と呼んだ。

だから私も「さっちゃん」と呼んだ。

 

 

月日は流れ歳を取る。

 

 

「あーもしもし、ちょっと、あんた明日、家にいるかい? 

荷物送るからさ。ウニ食べる? 数の子は?

え、食べないの? いくらは好きっしょ、入れてやっからね」

 

 

さっちゃんから荷物が届いた。

 

 

すんごい重い。

 

ガムテープの貼り方がそっくりだ。

DNAの仕業なのか?

変なところに関心しつつ

開いて中を見てみると、

 

あ、なんか書いてる。

なんだ?

 

 

助子 これやいてたべること

 

塩 ほど良く とてもおいしい

もらったホッケ

馬場さんから

 

馬場さんて誰だ?

 

 

 

 

 

記憶にはないさっちゃんの背中。

 

 

乳がんの術後、抗がん剤で身も心も弱ってた私に、

「あんたを産んだばっかりに、苦労させたね、すまないね」

と。

 

流れた月日を振り返る。

 

「なにゆってんの、楽しいこともたくさんあったし、いろんな人に良くしてもらって、

わたしは幸せだよ、

これからだって、まだまだどんな楽しいことがあるかわかんないしょ。

産んでくれてありがとうだよ」

 

「それよりこっちこそごめんねだわ、いい歳してまだ心配ばっかりかけてさぁ」

 

 

 

 

 

食べないって言ったのに数の子が入ってた。

シャケは焼いてある。

 

 

 

ハンバーグには名前がついていた。

 

 

 

 

思い出のメロディ

  • 2019.12.21 Saturday
  • 16:28

 

無料のアプリで好きな音楽聴き放題。

iPhoneあれば何も要らぬと教えられ、

引っ越しの時、断腸の思いでステレオとレコードを処分して来た。

 

四半世紀、いやもっと暮らした街を離れ、久しぶりの都会生活。

しばらくは音を楽しむ余裕もない日々が続いたが、ようやくテレビを消して音楽でも聴こうかしらという気分にまでなれた。

 

 

 

2019年、師走も半ば。

冬至を前に、来春の節分までで終わりとなる我が人生の空亡のとき。

最後の仕上げにお片づけ。捨てても捨てても増えるモノたち。

 

 

iPhoneからは私好みの音楽が流れてくる。

All Out 60s♪

 

 

 

 

大好きだったけれど傷みが酷く、捨てようと思ったお洋服に付いていた飾りを切り取り、

ブローチを作り始める。

音楽を聴きながら。

 

 

 

♪ I Left My Heart

あーいいな〜

サンフランシスコには思い出はないけれど。

 

♪ Moon River

素敵だったあのシーン。

ティファニーの前でデニッシュ食べたい。

 

 

 

あ、糸が足りない!

う、針の穴が見えない!

 

 

 

それでもひとつ出来ました!

 

 

♪ Oh, Pretty Woman

わー何回観たろーあの映画。

ウキウキしちゃう。

 

 

この辺りでかなり気持ちが若返っている。

 

 

♪ Can't Help Falling in love

プレスリーの甘い囁きに痺れ

肩を揺らして遠い記憶を探し出す。

 

 

久しぶりに聴く曲に、セットで懐かしい人の面影がついてくる。

 

 

好きだった人。

死んだかそれとも生きてるか?

二度と会うこともなければ、もうどちらでもたいした変わりはしない。

 

 

 

 

そしてふたつめも完成!

 

 

 

好きだった歌。

時代を越えて海越えて。

JAZZから流行歌、演歌民謡クラシック。

 

 

津軽海峡渡ってみたり、昔の名前で出てみたり。

イスタンブールから飛んで帰って、三池の炭坑に月が出る。

 

 

 

 

 

 

 

思い出のメロディ。

♪ I Can't Stop Loving You

 

 

 

もう、どうにもとまらない!

 

 

 

夢の中のポチ

  • 2019.12.08 Sunday
  • 16:26

 

 

 ボッテガ・ヴェネタかエルメスか。

 

ブランド品にはご縁が薄い半生だったけれど、

そろそろちょっと品よくかっこ良く、背筋伸ばして歩きたい。

 

素敵なバックが欲しいなと、思う心に北国の冬。

トートバッグに雪が降る。

 

 

 

お気に入りのバックはこちら。

知る人ぞ知る、アルベロベロのブタさんの服。

ビーズの刺繍が可愛くて、捨てずに手縫いでリフォーム。

今年も活躍中。

 

 

 

 

 

 

1983年「ルイ・ヴィトン丸井今井札幌店」が誕生。

その頃のモノらしい。昭和にしたら58年、36年前である。

 

「わぁ可愛い! いいですねそのヴィトン」と言ったらくれた。

お客様からの頂き物。

 

 

 

 

 

あーいいバックが欲しいなーと思いながら、

火曜の夜のお楽しみ「まだ結婚できない男」というドラマを見、

うんうんそうそうと一人で納得して少し早いがお布団に入った。

 

しかしまだ頭の中は眠くないらしい。

思考が止まらない。

 

いつの間にか、さっきのドラマの中の登場人物になっていたりして、

カフェの片隅でコーヒーを飲みながら考え事してる。

 

あ、あの弁護士さんが持ってたバック、素敵だったな、どこのブランドだろう?

そんなこと、どうやって調べたらいいんだ?

と思いつつ、そのまんま「まだ結婚できない男、バック」で検索、布団の中で。

 

なんということでしょう!

まんま調べたらまんま出て来た。

ドラマ衣装のファッション情報などを発信しているサイトがあってビックリ。

今時のスマホは私の考えてることがわかるらしい。

 

探し当てたバックの写真はやっぱり素敵だった。

¥237,600!

ブランドの名は「TOD'S」お値段も素敵。

 

 

検索はエンジンがかかってしまって終われない。

 

ボッテガ・バック 

あ、これがいいと思ってみたら

¥685,300

 

エルメス・バーキン

色の種類がたくさんあって迷っちゃう。

シンプルなのを選んだら

¥2,227,000

 

一、十、百、千、万、十万・・・

布団の中で目が眩む。

 

それでもまだエンジンは止まらない。

 

皇室御用達

職人の手仕事による少量生産。

日本女性のための・・・

 

皇后陛下もお持ちかしら。

素敵!

 

でもきっとこちらも、一、十、百、千、万・・・

 

おっかなびっくりお値段見ると、万?

0は3個? 4個?

えーこんな素敵なバックがこのお値段?

 

眠くなってきた。

 

※残り僅か

そのひとことに

 

眠い。

 

0は数えた大丈夫、大丈夫。

 

眠い。

 

 

 

 

 

ポチ。

 

 

 

夢の中のポチが届いた。

 

あぁ、だめだ。

もったいなくて開けられない。

 

先にお風呂に入ってこよう。

 

 

 

 

 

そっと箱を開けると

一瞬で

しあわせ気分に包まれた。

 

皇室御用達 傳濱野さんのハンドバッグ。

 

 

 

 

 

思うことは実現し、

夢は叶うものなのだ。

 

夢を見よう、明日も。

 

 

 

スイカ

  • 2019.08.01 Thursday
  • 22:58

 

  昔も今も、水も滴ることはないはずなのに、近ごろ背中で、汗が吹き出て流れ、滴る。

 

暑っ!!

 

ここ数日、北国北海道とは思えないあまりの暑さに思わず、

 

スイカをひと玉買って来た。

 

  並んだスイカを見つめながら、昨日テレビでやってた番組のおいしいスイカの見分け方なんぞ、もっと真剣に見ておけばよかったと一瞬後悔する。ただポンポンと叩けばいいってもんじゃないらしいから。

 

どれにしようか見比べてたら [冷えたのあります。店員にお声掛けください] ってポップが。「お兄さーん!!」書いてた通りに呼んで頼んでみると、奥の冷蔵庫から大きくて立派なスイカを持って来てくれた。

「重いですよ気をつけて」お兄さんは優しい。

 

らいでんスイカまるごとひとつ。

他には何も買えない重さ。

晩のご飯もスイカでいいや。

 

日暮れが少し早まっている。

午後の七時の夜の色。

 

スクランブルの交差点を渡り、巨大な鳥居をくぐり抜け、ここが第一鳥居なら第二の鳥居は何処かしら。通る度に気になるくせに、探しもせず、調べもせず。

 

重いスイカを抱きかかえ階段登れば「ただいまー」「おかえりー」の一人二役。

冷蔵庫の中でお待たせすること数十分。シャワーを浴びたらくるくる巻きのバスタオル。

 

スイカっ、スイカっ、早く食べたいらいでんスイカ。

 

あー昨日テレビでやってた、みんな同じ形に出来る切り方どうだっけ? やっぱりちゃんと見とくんだった。

 

 

 

そういえば、子どもの頃はよく雷電の近くのおじいちゃん家でスイカを食べた。

 

「おばあちゃん、上手に切ってよ同じに。あ、そこ私、あたし食べる!」

流しの床に新聞紙ひろげまな板の上にゴロンとスイカ。ペタンと座った木棉のワンピース。

 

おじいちゃんの部屋の窓では風鈴が鳴って、海の匂いがする風が吹いていた。

 

 

 

さてさて、真っ赤ならいでんスイカ。

お皿に乗せる? スプーンで食べる?

 

えい!

このままいっちゃおうー

流しでかぶりついちゃえ!

 

お兄さんが選んでくれたらいでんスイカは絶妙な食べ頃で、

遠い昔の夏休みの味がした。

 

 

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